2019年夏以降、国内でソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォンの名前が、シンプルに数字だけのものが登場してきた。
夏モデルの「Xperia 1」や秋冬モデルの「Xperia 5」がハイエンドで、「Xperia 8」はミドルレンジとして提供されているが、その数字にはどんな意味があるのか。
ソニーモバイル広報は……
本誌では、ソニーモバイル広報へ「数字ってどんな意味があるんですか?」と率直に質問。すると、あまり意味はない(筆者意訳)というような答えが返ってきた。
少し前までは「Z」や「XZ」などで、世代やクラスを表現してきたXperiaシリーズ。今後は「シンプルに数字のみで商品名を定めることで、より商品ラインナップを分かりやすく示していく方針」(ソニーモバイル広報)なのだという。
最初に登場した「Xperia 1」の「1」は、シリーズを刷新する想いから付けられたシンボル的存在。そして今春スペインで開催された展示会「MWC19」発表済のXperia 10を踏まえ、「1~10の間で商品のポジショニングを検討したうえで適切なナンバリングを行っている」と説明する。そして「数字は、商品の発売順を表しているものではなく、また、『5』や『8』という数字自体に特別な意味やストーリーを込めているものではない」という。
・ポジショニング(位置づけ)を検討した上で数字を決めている
・発売順ではない
・特別な意味やストーリーは込められていない
素直に受け止めれば、ハイエンドやミドルレンジなどを示す番号と言えそう。そして空き番号には今後、どんな機種が加わっていくのか、ちょっと楽しみでもある。