ソニーとソニーモバイルコミュニケーションズは、約6.4インチのフルHDディスプレイを装備するAndroid端末「Xperia Z Ultra」の国内向けモデルを発表した。LTE版は、auのスマートフォン「SOL24」として発表されるほか、モバイル通信には非対応のWi-Fi版が用意される。
発売日は、Wi-Fi版が1月24日、au版(SOL24)が1月25日。どちらもハードウェアやアプリの仕様はほぼ同等。価格を含め「SOL24」の詳細については、本日開催されているauの発表会レポートの記事もあわせてご覧いただきたい。Wi-Fi版の価格はオープンプライスだが、店頭価格は5万2000円程度になる見込み。
ボディカラーはブラックとホワイトの2色だが、ソニーストア限定でパープルが販売される。
約6.4インチのファブレット
「Xperia Z Ultra」は、昨年6月に発表されたAndroid 4.2端末。スマートフォンとタブレットの中間に位置する、いわゆるファブレットという位置付け。ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を採用したトリルミナスディスプレイ for mobileは、低解像度の動画を再生しても、高い品質で楽しめる。au版ではフルセグ(地上デジタルテレビ放送)もサポートするが、Wi-Fi版ではフルセグ機能はない。別売のスタイラスペンを使った入力も可能。タッチパネルをチューニングし、独自アプリのスケッチアプリでは手書きでのメモ、写真加工なども可能となっている。
外観は、Xperia Zシリーズのオムニバランスデザインを継承し、側面にはアルミフレームを採用する。薄さ6.5mm、横幅92mm、重さ212g(LTE版は214g)となり、ジャケットの内ポケットにおさまるサイズ。
約810万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用したカメラ機能では、明暗差が激しい場面でも白とび、黒つぶれを抑えた撮影が可能。独自アプリで、Facebook上でリアルタイムに動画中継できる「Social live」、空間を自動認識して合成写真を撮影できる「ARエフェクト」、シャッターを押した瞬間とその前後30枚、計61枚の写真を撮影する「タイムシフト連写」といった機能が楽しめる。
このほか、ソニーのオンラインアルバム「Playmemories Online」はアルバムアプリ上でシームレスに表示される。楽曲再生のWALKMANアプリも、ソニーの楽曲配信サービスのコンテンツをシームレスに楽しめる。
2.2GHz駆動のクアッドコアCPU、3000mAhの大容量バッテリー、約32GBのストレージを採用する。
周辺機器として通話対応のBluetoothヘッドセット「SBH52」、充電台の「DK33」、スタイラスペン「ES22」などが用意される。
関口 聖
関連リンク ソニー プレスリリース(Wi-Fi版)http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201401/14-0122/ ソニーモバイル プレスリリース(LTE版)http://www.sonymobile.co.jp/company/press/20140122_xperia_z_ultra.html
関連記事
auの「Xperia」2機種で、新機能追加と不具合修正
2014年4月11日
ケータイ新製品SHOW CASE
au Xperia Z Ultra SOL24(ホワイト)
2014年2月14日
Xperia Z UltraのWi-Fi版が発売、国内向け
AKIBA PC Hotline!
2014年1月24日
ソニーモバイル、6.4インチの「Xperia Z Ultra」を発表
【更新】
2013年6月25日
6.4インチの大画面、スリムでフラットな「Xperia Z Ultra」
【更新】
2014年1月22日
イベント
Mobile Asia Expo 2013
新しい市場や技術への挑戦――黒住氏が語る「Xperia Z Ultra」
2013年6月28日
俺のケータイ of the Year
Xperia Z Ultra SOL24
2014年12月26日