この1年、すっかり外出しなくなったことで、凝り始めたのが、リモート会議の環境だ。
 会議や打ち合わせだけでなく、オンライン発表会やインタビュー取材など、パソコンに向かっての作業時間が増えまくっている。
 仕事柄、ラジオの収録やテレビのインタビュー取材などもあり、自宅での音声や映像がそのまま放送に流れることも多々ある。そこで、1年間、テレワーク環境の改善が趣味みたいになってきたのだ。
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 まず、カメラはMacBook Proに内蔵されているFaceTime HDカメラを早々に卒業し、取材用で使っていたソニーのRX100M7を外付け。しかし、これに満足できなくなり、RX100M7と、長年、愛用していたRX10M3を売り払い、ソニーの「α7c」を導入してしまった。RXシリーズはとても気に入っていたのだが、いつまで経ってもmicroUSB端子のままなのが我慢できなかった。我が家で、いまだにmicroUSB端子なのはこのデジカメと、AmazonのKindleぐらいのものだ。「脱microUSB」ということで、RX100M7とRX10M3は勘当することにした。
 音声に関しては、外付けのマイクなども試してみたが、どうもノイズが乗るような気がしてしっくりと来なかった。そこで、α7cにマイクをつけてみることにした。もしくはMacBook Proがスタジオ品質マイクと言うことで、どちらかを使うことにしている。
 実際にカメラに向かって喋っていると気になるのが目線だ。MacBook Proをチラチラとみると、どうしても会話中に目線が落ちてしまいがちになる。
 「なんか、いい方法はないかな」と迷っていると、ソニーモバイルがついに「Xperia Proを発売する」という情報が入ってきた。
 Xperia ProはHDMI端子を備えており、α7cからの映像を、そのままYouTubeアプリや、複数のストリーミングサービスに配信できるStreamYardに流すことが可能だ。時々、YouTubeでライブ配信をすることもあるので、まさにα7cとXperia Proの組み合わせは理想だったりする。
 本来であれば、ZoomやTeamsなどのAndroidアプリがHDMIに接続されたカメラの映像を入力できれば、Xperia Proとα7cだけでリモート収録が可能となるのだが、残念ながら、それらのアプリはHDMI入力には対応していなかった。
 そこで、α7cからの映像を一度、MacBook Proに取り込み、Xperia Proをモニターとして設定することで、ZoomやTeamsの映像をXperia Proに表示することができた。これにより、カメラを見つつ、Xperia Proに表示された相手や台本を確認することが可能となったのだ。
 いまのところ、満足したテレワーク収録環境が整備された感がある。海外出張にしばらくいけていないが、自宅にこもって仕事ができるのも悪くない気がしている。

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みんなのケータイ
by
中山智
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投稿者 Genmaiblog

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