普段使いするAndroidスマートフォンを「moto g100」から「Xperia 10 IV」に変えて2カ月ほど経ちました。
 性能が落ちるミドルクラスへの買い替えということもあって少々不安もありましたが、Xperia 10 IVをはじめ最近のミドルクラスで多く採用されている「Snapdragon 695 5G」は、4G時代のミドルハイクラスに匹敵する性能を持っているので操作感は悪くありませんし、ゲームも強いこだわりをもたなければ十分楽しめます。
▲新たに購入した「Xperia 10 IV」。約67mmと幅が狭く持ちやすいのに加え、ミドルクラスだが性能は割と高く、高度な使い方を求めないのであれば十分な性能がある
 ですが1つ、Xperia 10 IVでSIMの運用を大きく変える必要が出てきました。というのもmoto g100は物理SIM×2のデュアルSIM構成だったのですが、Xperia 10 IVはeSIMと物理SIMによるデュアルSIM構成なので、一方のSIMをeSIMにする必要があったのです。
 そこでmoto g100で使っていたSIMのうち、eSIMに移行しやすい「LINEMO」のSIMをeSIMに変更。無事事なきを得てこれまで通りの通信環境を実現できてはいるのですが、eSIMに移行したことで物理SIMが減るという、新たな悩みが浮上してきました。
▲Xperia 10 IVは物理SIMとeSIMのデュアルSIM構成だったので、「LINEMO」のSIMをeSIMに切り替えてデュアルSIM構成を維持することに
 eSIM対応端末が増えているのになぜ物理SIMが減ると困るのか? といいますと、筆者の場合仕事でレビューをするため色々なスマートフォンを使う必要があるからです。それらスマートフォンの全てがeSIMに対応しているとは限らず、現在も物理SIMしか搭載していない新機種が出ることは少なからずあります。
▲オッポの「OPPO A77」など、最近発表された新機種の中にも物理SIM×2のデュアルSIM構成という機種は多く存在する
 それゆえ物理SIMもなるべく手元に置いておきたいのですが、eSIMが増えてしまうとその枚数も減ってしまいます。これまではサブとして使っているAndroid端末から一時的にSIMを抜いて使っていたのですが、eSIMになってしまったことで物理SIMが1枚減ってしまいました。
 そうなるとデュアルSIM端末の確認などをする時は、一時的に通話着信ができなくなるリスクを負って、メイン側のiPhoneに挿入しているSIMを抜く必要が出てきてしまった訳で、それはさすがに困る。ということで物理SIMがもう1枚欲しいと思ったのですが、値上げラッシュの昨今、あまりお金はかけたくありません。
 そんな時に強い味方となるのは、やはり月額0円から使える「povo 2.0」です。povo 2.0なら検証に使う時だけお金を払えばいい訳ですし、それでいてeSIMだけでなく物理SIMでも利用できる。幸いにして一時のように申し込みが込み合うこともなく、申し込んでから2日ほどでSIMが到着。あまり時間もお金をかけずに物理SIMを増やすことがてきました。
▲なるべく予算をかけずに物理SIMを増やすため「povo 2.0」を契約。手続きから1日でSIMが到着するなど、対応はかなり早かった
 ですがよくよく考えると、本来ならこうした「一時的にSIMが欲しい」という用途には、毎月の契約が不要なプリペイド方式のサービスの方が適しているはず。日本では過去、特殊詐欺に利用された経緯もあってイメージが良いとはいえず、ソフトバンクの「シンプルスタイル」など一部を除いてほぼ姿を消してしまったプリペイド方式のサービスですが、通信障害時などの際にも手間をかけずに回線を追加できるメリットがあるだけに、見直しの機運が高まって欲しい所です。

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投稿者 Genmaiblog

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