リフレッシュレートとは、一定の間隔でリフレッシュ(情報の更新)が必要な機器において、どの程度の間隔でリフレッシュされているかを示す数値です。元は英語で「更新率」を意味する「refresh rate」から来ています。
 スマートフォンやパソコンなどでは、スペック表で「画面が1秒間に何回書き換えられるか」を表すときによく利用されます。
 スマートフォンなどの画面のリフレッシュレートは、単位を「Hz」で表します。たとえば1秒間に60回書き換わるのならば「60Hz」になります。
 スマートフォンなどの画面は、液晶やLEDといったデバイスが使われており、画面表示させるには、一定間隔で書き換えを行う必要があります。書き換えなければ、動いている物体を画面上で表現することもできません。
 一般的なスマートフォンでは、画面のリフレッシュレートは60Hzです。しかし、それ以上の「高リフレッシュレート」のものも存在します。
 2020年9月現在販売または発表されているスマートフォンのうち、高リフレッシュレートの機種は、「ROG Phone 3」(144Hz)、「OPPO Find X2 Pro OPG01」(120Hz)、「OPPO Reno3 5G」(90Hz)、「Galaxy Note20 Ultra」(120Hz)、「Galaxy Z Fold2」(120Hz)、「AQUOS R5G」(120Hz)、「AQUOS zero2」(240Hz)、「Xperia 5 II」(240Hz)などが挙げられます。
 なお、「Xperia 5 II」は、意味のある画像を画面の表示するのは1秒に120回(120Hz)ですが、表示画像と表示画像の間に黒画を挿入する「残像低減技術」を搭載しています。この技術を使うことで、最大240Hz駆動としています。また「Xperia 5 II」では、「ゲームエンハンサー」設定を行うことで、画面のリフレッシュレートを、ユーザーの好みに応じて変更できます。
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リフレッシュレートによって画面表示の「滑らかさ」が変わる
 スマートフォンの画面のリフレッシュですが、この画面の書き換え速度は、通常、人の目では分からないほど高速です。
 以前は、液晶のスイッチイング動作が遅く、リフレッシュ動作自体が遅いケースも見られましたが、2020年現在の液晶ディスプレイでは、人間の目で認識できるほど切り替わりが遅いものはなくなりました。スマートフォンの画面においても、普通の人は「1秒間に60回書き換わっている」などと画面を見てもわかりません。
 では、高リフレッシュレートのメリットはどこにあるのでしょうか。90Hz、100Hz超えの高リフレッシュレートのメリットは「画面表示がなめらかになる」ことが挙げられます。
 動きのあるコンテンツの表示が綺麗に見えるのです。
 たとえば、チャットやニュース記事などにおいて、文字表示をスクロールさせた場合、通常の液晶では文字がにじんで見えます。一方、高リフレッシュレートの画面では、文字がハッキリとひとつひとつの行が動いているように見えるのが分かると思います。
 このほか、高リフレッシュレート画面の恩恵を受けやすいコンテンツとしては、ゲーム、特にFPSやレースゲームの表示などが挙げられます。
 秒間ごとの書き換え回数が多いということは、それだけ、同じ時間内の動きを滑らかに表現できるということです。つまり、動きが激しいゲーム画面の場合、リフレッシュレートが高いほど、動きを滑らかに表現することができるわけです。リフレッシュレートが低い画面では、画像や動作がカクついて見えたり、残像が見えたりしてしまいます。
 ゲームを楽しむユーザー、とりわけリアルタイム性が要求されるゲームを楽しむ場合、何分の1秒だけ敵の姿が見えるということがあります。「敵をハッキリ目で追える」「滑らかに表示される」ほうがプレイしやすいことは、言うまでもありません。
 そのため、上質なユーザーエクスペリエンスを提供したいフラッグシップスマートフォンだけでなく、ゲーミングスマホでも、リフレッシュレートの高いディスプレイを搭載する傾向があります。
大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら。
(イラスト : 高橋哲史)


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投稿者 Genmaiblog

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