ケータイ・スマホ業界では「SIMロックの解除義務化」を巡る議論が盛り上がっている。しかし、そんな状況を尻目に、SIMロックのかかっていない「SIMロックフリー端末」の発売は相次いでおり、もはや全製品をチェックしきれないほどだ。
 そこで今回は、2014年後半に発売されたSIMフリースマートフォンおよびタブレットをご紹介しよう。年内発売のニューモデルも取りあげているので、買い物の参考になれば幸いだ。なお、本稿中における価格表記は税込としている。
 SIMフリー端末の使用にあたっては、回線・端末の双方がどの周波数帯をサポートしているか十分に把握する必要がある。製品Webサイトの仕様書やFAQにしっかりと目を通そう。
【スマートフォン】

Nexus 6

Google(モトローラ)

Google Play販売価格:7万5170円(32GB)/8万5540円(64GB)

 ご存じGoogleが自ら発売するAndroidスマートフォン。2013年発売のNexus 5の画面サイズが4.95インチだったのに対し、Nexus 6は5.96インチ。いわゆる“ファブレット”的なサイズ感となっている。また、Android 5.0(Lollipop)をいち早く標準採用しているのも魅力だ。本体重量は184g。無線系はLTE、IEEE 802.11ac(2×2 MIMO)、Bluetooth 4.1をサポートする。

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ZenFone 5 (A500KL)

ASUS

直販サイト価格:2万8944円(16GB)/3万2184円(32GB)

 11月に販売を開始したばかりの新モデル。5インチ液晶を採用しながら、LTE対応かつ、容量32GBモデルでも3万円前後と、低価格を実現した。CPUはQualcomm Snapdragon 400(1.2GHz)。また、microSDカードスロットを内蔵する。重量145g。

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Ascend P7

ファーウェイ

Amazon.co.jp販売価格:4万4064円

 国内大手キャリアを通じて端末供給する例も多いファーウェイだが、SIMフリー端末の販売も行っている。この「Ascend P7」はラインナップの中でも比較的高機能なモデル。LTE対応で5インチのフルHD液晶を採用。本体は厚み6.5mm、重量124gとコンパクトに仕上がっている。ストレージ容量は16GB。なお、12月には6インチファブレット「Ascend Mate 7」も発売予定。

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Blade Vec 4G

ZTE

標準価格:3万2184円

 goo、OCN、So-netのMVNOサービスなどでセット販売されている端末。LTE対応。ディスプレイは5インチ(1280×720ドット)のIPS液晶で、重量は132g。オートフォーカス対応カメラも内蔵する。一方、microSDカードには非対応だ。ストレージ容量は16GB。

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XM

freetel

Amazon.co.jp販売価格:2万8961円

 freetelはMVNO事業を手がけるとともに、SIMフリー端末の単体販売も行っている。「XM」はLTE対応、5インチ(1280×720ドット)液晶、ストレージ容量は16GB。重量132g。

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G2 mini

LG

Amazon.co.jp販売価格:3万6720円

 4.7インチ(960×540ドット)液晶を搭載したLTEスマートフォン。本体背面に各種キーを配置した端末として知られる。ストレージ容量は8GBで、microSDカードスロットを内蔵。重量121g。なお、IIJやビッグローブなどのMVNO事業者はセット販売を行っている。

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FLEAZ F5

コヴィア・ネットワークス

Amazon.co.jp販売価格:1万8287円

 5インチIPS液晶、ストレージ容量8GBの3Gスマートフォン(LTE非対応)。重量は145g。SIMカードスロットを2つ(標準SIM、micro SIMが各1つ)搭載しており、手動あるいはスケジュール設定で使用を切り替えることができる(同時利用不可)。4インチ液晶で実売約1万円の「FLEAZ F4s」も12月発売予定。

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BNP-500

BLUEDOT

Amazon.co.jp販売価格:1万9980円

 3Gに対応(LTE非対応)。ストレージ容量は4GBに抑えられているが、画面サイズは5インチ(1280×720ドット)で、microSDカードスロットも内蔵する。またSIMカードスロットはデュアル仕様。

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StarQ Q5001

TJC

オープン価格

 デュアルSIM仕様の3Gのスマートフォン(LTE非対応)。5インチ(1280×720ドット)液晶、ストレージ容量16GB、microSDカードスロット内蔵など、平均的なスペックだが、Androidのバージョンが 4.2.2(Jelly Bean)である点にはご注意を。なお、LTE対応の「Q5002」も発売が始まっている。

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LINEAGE

ポラロイド

Amazon.co.jp販売価格:2万4679円

 ジャパンディスプレイ製の5インチ(960×540ドット)IPS液晶を採用した3Gスマートフォン。多くの部分で、先行発売された子供向け端末「PolaSma」の機能を引き継いでいる。SIMカードスロットはデュアル仕様。

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Fairisia

メガハウス

Amazon.co.jp販売価格:2万2561円

 玩具メーカーのメガハウスから発売された3Gスマートフォン。女児の使用を想定したデザインとなっており、一方で、保護者向けの見守り機能なども充実させた。画面サイズは4.0インチ(800×480ドット)、ストレージ容量4GB。microSDカードスロット内蔵。

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FXC-35

geanee

Amazon.co.jp販売価格:1万778円

 画面サイズは3.5インチ(480×320ドット)、重量111.2gというコンパクトモデル。3Gのみの対応。仕様面でもシンプルさを重視しておりで、不必要なアプリなどを省いたという。画面サイズ5インチの「FXC-5A」も併売中。

PandA

freebit mobile

直販サイト価格:2万5920円(回線利用料が別途必要)

 MVNO事業者であるfreebit mobileの独自開発端末。原則として回線とセット販売されるため、単独入手は難しいが、端末の仕様自体はSIMフリーという。現在販売中の「PandA」は“3rd Lot”とされ、画面サイズは5.5インチ(960×540ドット)。LTE非対応。
【タブレット】

Nexus 9

Google(HTC)

Google Play販売価格:6万4690円(32GB)

 Googleが販売する、画面サイズ8.9インチ(2048×1536ドット)のタブレット。Android 5.0(Lollipop)をいち早く搭載する。Wi-Fi版が先行販売された後、12月下旬よりLTE対応版(容量32GBのみ)がリリースされる予定。LTE版は重量436gで、Wi-Fi版と比較して11gほど重い。

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MeMO Pad 7 LTE モデル(ME572CL)

ASUS

Amazon.co.jp販売価格:3万3291円

 10月に発売を開始。7インチ(1920×1200ドット)液晶、ストレージ容量16GBのLTEタブレット。CPUにインテルのAtom Z3560、日本語入力システムとしてATOKを採用するのも特徴だ。重量は279g。なお、Wi-Fi版も存在する。

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Venue 8

デル

Amazon.co.jp販売価格:2万7980円

 LTE対応のAndroidタブレット。8インチ(1920×1200ドット)液晶ディスプレイを採用し、ストレージ容量は16GB。CPUはAtom Z3480。無線LANがIEEE 802.11acに対応しているのは大きな魅力と言えるだろう。重量は338g。こちらもWi-Fi版が存在する。

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Media Pad M1 8.0

ファーウェイ

標準価格:3万2184円

 液晶は8インチ(1280×800ドット)で、ストレージ容量は8GB。2014年前半に発表されたモデルとあってか、Androidのバージョンが4.2(Jelly Bean) である点には注意を。LTE対応で、重量は339g。ワイモバイルからは、ほぼ同じ仕様でAndroid 4.4を搭載して発売されるが、ワイモバイル版はSIMロックありだ。

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LaVie Tab S(TS708/T1W)

NEC

オープン価格

 NECのノートPCブランド「LaVie」の名を冠したタブレット。「TS708/T1W」はLTE対応のSIMフリーモデルで、12月に発売予定。ディスプレイは8インチ(1920×1200ドット)、CPUはインテルのAtom Z3745、ストレージ容量は16GB。重量310g。

EveryPad Pro

ヤマダ電機(デル)

直販サイト価格:5万9184円

 ここまで紹介してきたAndroid端末とは異なり、こちらはWindows搭載のLTE対応タブレット。まだまだ少数派だが、今後数が増えていく可能性もある。デルのWindowsタブレット「Venue 8 Pro」をベースに一部スペックを強化。CPUはAtom Z3775Dで、ストレージ容量はさすがの64GB。画面サイズは8インチ(1280×800ドット)。重量約405g。

YOGA Tablet 2-1051L

レノボ

価格:未定

 こちらもLTE対応のWindowsタブレット。レノボからの発売が予告されていたが、ダイワボウ情報システムとの協業のもと、12月に市場投入されるという。画面サイズは10インチ(1920×1200ドット)で、重量は639g。なお、Android版YOGA Tablet 2については8インチ/10インチの2モデルが発売される。
森田 秀一

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投稿者 Genmaiblog

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