「Xperia 5 IV」のSIMフリーモデル、左からグリーン、エクリュホワイト、ブラック
ソニーは、Androidスマートフォン「Xperia 5 IV」のSIMフリーモデル(オープンマーケット版)を2月1日に発売する。価格は12万円前後、ソニーストアのECサイトでは11万9900円で発売される。
ソニーストア直営店やECサイトのほか、一部の家電量販店などでも販売される。
ストレージ容量がアップ
「Xperia 5 IV」は、2022年にNTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンク(ソフトバンク)、楽天モバイルからキャリア版がそれぞれ発売されており、今回オープンマーケットで発売される。
キャリア版との主な差異は、ストレージ(ROM)が256GBに拡大されたほか、FMラジオが非対応となっている。
Xperia 5 IVの特徴
チップセットとディスプレイ
チップセットは、「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1」を搭載。Xperiaシリーズのフラッグシップモデル「Xperia 1 IV」と同じチップセットを採用している。
ディスプレイは、約6.1インチ有機EL(OLED)ディスプレイを搭載(FHD+、120Hz駆動)している。21:9の縦横比で、一般的なスマートフォンより少し縦長になっている。
多くの動画コンテンツが16:9の比率で撮影/撮影されているため、動画視聴時や16:9の画面で調整されているゲームなどでは左右に空間が発生してしまう場合がある。
一方、FPSなどのゲームではほかのユーザーが見えづらい部分まで見えるため、ゲームを有利に進められるほか、標準カメラアプリ「Photography Pro」では、21:9の比率を生かしてプレビュー画面と各種設定を同じ画面に表示したまま撮影できるので、レンズ交換式カメラと同様の撮影体験ができる。
充実のカメラ機能
本体背面のアウトカメラは、上から「16mmの超広角カメラ(F値2.2、1/2.5”)」と「24mmの広角カメラ(F値1.7、1/1.7”、OIS)」、「60mmの望遠カメラ(F値2.4、1/3.5”、OIS)」の3眼構成。いずれも1200万画素級(12MP)の解像度での撮影と、120fpsの高速読み出しセンサーを備えている。また、すべてのレンズで20fpsのAF/AEを効かせたHDR連写撮影機能を備えている。
撮影機能では、標準カメラアプリ「Photography Pro」の「BASICモード」で瞳AFとオブジェクトトラッキング機能を搭載。AIによる距離情報解析を取り入れ、被写体を逃すことなくリアルタイムでフォーカスを当て続けられる。
本体前面の画面上には、1200万画素級のインカメラを搭載。Xperia 5 IIIから拡大したセンサーサイズ(1/2.9”)で、暗所でも明るくノイズが少ないセルフィーが撮影できる。
作例も含めたXperia 5 IVレビュー記事
OSAndroidXperia
ソニー「Xperia 5 IV」レビュー――フラッグシップ級のカメラ技術で「すぐに、きれいに、撮影できる」
快適にプレイできるゲーム機能
ゲーム機能や配信機能でも、「Xperia 1 IV」と同様の性能を活用できる。120Hz駆動のディスプレイによるゲームプレイや120Hzのハイフレームレート録画をサポートするほか、240Hzのタッチ検出、オーディオイコライザーやボイスチェンジャーなどの機能が利用できる。
標準搭載されるアプリ「ゲームエンハンサー」では、ゲームプレイ時にユーザー自身で端末のスペックや機能をカスタマイズできるほか、ライブストリーミング機能も備えている。ユーザーは、端末を購入したその日からゲーム配信ができるようになる。
スピーカーなどオーディオ性能も強化
オーディオ面では、3.5mmオーディオジャックの搭載や、ハイレゾオーディオの再生(有線/無線)、LDACのコーデックをサポート。また、音源をアップスケーリングしハイレゾ級の音質にする「DSEE Ultimate」機能の搭載や、今後のソフトウェアアップデートで「Bluetooth LE Audio」にも対応する。
また、本体内蔵のステレオスピーカーについても構造が再設計された。スピーカーユニットに専用のエンクロージャーを搭載し、本体への振動の伝播を抑えることで、本体から出るノイズを最小限にしクリアなサウンドを実現。Xperia 5 III比で、最大音圧が約30%、低音域(100-200Hz)の音圧が20~50%向上し、明瞭かつ迫力あるサウンド体験ができる。
このほか、Xperia 1 VIと同様のクリエイター体験として、クラウドプロセシングでノイズや部屋の残響特性の除去を行うレコーディング機能「Music Pro」が利用できる。
BRAVIA CORE for Xperia
「Xperia 5 VI」のSIMフリーモデルには、ソニー・ピクチャーズのコンテンツが楽しめる「BRAVIA CORE for Xperia」が利用できる。
最大4K HDRの映像を楽しめるコンテンツを1年間最大5作品まで引き換えることができるほか、見放題コンテンツが登録後1年間無料で利用できる。
主な仕様
SIMフリーモデルでは、グリーン、エクリュホワイト、ブラックのカラーをラインアップする。
チップセットは、先述の通り「Snapdragon 8 Gen 1」、メモリーは8GB、ストレージは256GB備える。
ディスプレイは約6.1インチの有機ELディスプレイで、120Hzのリフレッシュレートをサポートする。
アウトカメラは、16mm超広角(1200万画素級、F値2.2、1/2.5”)と、24mm広角(1200万画素級、F値1.7、1/1.7”)、60mm望遠(1200万画素級、F値2.4、1/3.5”)の3眼構成。ディスプレイ上部には1200万画素級(1/2.9”)のインカメラを備える。
バッテリー容量は5000mAh、ワイヤレス充電をサポートするほか、イヤホンなどほかのデバイスにワイヤレス給電できるリバース充電(おすそ分け充電)機能が利用できる。
5G通信はSub-6(n3、n28、n41、n77、n78、n79)をサポート。4G通信はB1、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B13、B17、B18、B19、B21、B26、B28、B38、B39、B40、B41、B42のバンドに対応する。SIMはnanoSIMとeSIMが利用できる。 機種名Xperia 5 IV(SIMフリーモデル)サイズ約156×67×8.2mm重さ約172gチップセットSnapdragon 8 Gen 1メモリーとストレージ8GB+256GBディスプレイ約6.1インチ有機EL(OLED)ディスプレイ解像度FHD+、21:9、120Hz駆動アウトカメラ16mm超広角(1200万画素級、F値2.2、1/2.5”)+24mm広角(1200万画素級、F値1.7、1/1.7”)+60mm望遠(1200万画素級、F値2.4、1/3.5”)インカメラ1200万画素級(1/2.9”)バッテリー容量5000mAhワイヤレス充電対応、リバース充電(おすそ分け充電)にも対応防水・防塵IP65/IP68SIMnanoSIM+eSIM対応バンド(5G)n3、n28、n41、n77、n78、n79対応バンド(4G)B1、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B13、B17、B18、B19、B21、B26、B28、B38、B39、B40、B41、B42対応バンド(3G)B1、B5、B6、B8、B19
グリーン
背面
正面
左側面
右側面
上部
下部
エクリュホワイト
背面
正面
左側面
右側面
上部
下部
ブラック
背面
正面
左側面
右側面
上部
下部