ケータイ Watchでは、2015年に国内で発売された携帯電話・PHS・スマートフォンの中から、読者の皆様のご投票でNo.1のモデルを決定する「読者が選ぶケータイ of the Year 2015」を開催いたしました。12月18日~24日の1週間に渡って行われた投票では、合計2930票の投票をいただきました。ご協力ありがとうございました。ここに人気投票の結果を発表いたします。
1位 iPhone 6s
iPhone 6s
1位に輝いたのは、安定した人気を誇る「iPhone」シリーズの最新モデル「iPhone 6s」です。1年前に開催した2014年の「読者が選ぶケータイ of the Year」では、大画面モデルの「iPhone 6 Plus」が1位、「iPhone 6」が2位というワンツ・ツー・フィニッシュでしたが、今年は大画面モデルの「iPhone 6s Plus」が5位まで順位を落としました。それぞれが2代目となった2015年は、ユーザーにも落ち着きを持って迎え入れられたようです。
iPhoneでは風物詩的になっていた発売日の数百人規模の長蛇の列は(やや唐突に)無くなり、「熱狂」から「成熟」に移り変わっていく様子が、販売側・ユーザー側の双方で見られたのが印象的な年になりました。
2位 Xperia Z5 Premium SO-03H
2位は4K対応ディスプレイで世界を驚かせた「Xperia Z5 Premium SO-03H」です。テレビやビデオカメラでは「4K」が大きなテーマだった2015年。ソニーグループらしい特徴を打ち出したこのモデルは価格もプレミアムで、ハイエンド端末の象徴的な存在になりました。
3位 Xperia Z5
3位はAndroidスマートフォンで高い人気を誇る「Xperia Z5」です。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから発売され、シリーズの中心的なモデルとしての存在感は相変わらず。Xperiaユーザーの買い替え需要にも応えました。Z5シリーズ共通で指紋センサーを電源ボタンに内蔵し、使い勝手も進化。「飛び出していないカメラレンズ」は美意識の継承の賜物といえるかもしれません。
SIMロックフリー端末が人気に
2015年の大きな特徴は、2014年の勢いが加速し、MVNOの拡大とともに多数のSIMロックフリー端末が発売されたことでしょう。
4位の「ZenFone 2」、6位の「arrows M02」をはじめ、通信キャリアから販売されないSIMロックフリーのモデルが「読者が選ぶケータイ of the Year」にも多数ランクインしました。2015年の後半にはWindows 10 Mobile搭載端末も注目を集め、OSに先行して投入された「MADOSMA Q501」はトップ10にランクインしています。
キャリアモデルとは関係なく投入されるSIMロックフリー端末の動向は、2016年の方向性を占う上でも、興味深い結果になったのではないでしょうか。
順位