ソニーネットワークコミュニケーションズは、MVNO「nuroモバイル」にて新端末「Xperia XZ Premium」の販売を開始した。価格は9万9800円(税抜、以下同)。36回払い(初回5819円+2回目以降2685円)も用意される。同端末専用のオプションサービスとして「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」の提供も開始された。
 「Xperia XZ Premium」は、ソニーモバイル製のAndroidスマートフォン。nuroモバイルでは、ディープシーブラックのみを取り扱い、1万3000台限定で販売される。
 2017年夏のフラッグシップモデルとして、NTTドコモからも発売された「Xperia XZ Premium SO-04J」と同等のハードウェアを搭載し、NTTドコモ網で下り最大788Mbps(理論値)のLTE通信をサポート。おサイフケータイ(FeliCa)やフルセグ・ワンセグといった日本向け機能を搭載する。外装はグローバル向けモデルに準じたものとなり、前面ディスプレイ上にソニーロゴ、背面中央にXperiaロゴが印刷される。アプリは「nuroモバイルでんわ」やAbemaTV、みんゴルなどをプリインストールする。
 5.5インチのディスプレイを搭載し、4K HDRコンテンツの再生に対応。1920万画素のメインカメラでは、960fpsのスーパースローモーション動画の撮影に対応する。オーディオでは、ハイレゾ音源の再生に対応し、デジタルノイズキャンセル機能を搭載。IPX5/8の防水・防塵性能を備える。
 OSはAndroid 7.1を搭載。12月以降にAndroid 8.0へのOSバージョンアップが提供される。チップセットはSnapdragon 835 MSM8998、メモリー(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBを搭載。その他の特徴や詳細なスペックについては、グローバル発表時の記事やNTTドコモ版発表時の記事などを参照いただきたい。
Xperia限定 プレミアム帯域オプション
 「Xperia XZ Premium」限定のオプションサービスとして、「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」が提供される。料金は月額2000円。音声通話プランと組み合わせた場合、月3980円~(初年度のみ)となる。
 専用帯域を用意し、通常サービスより上下の通信が快適に利用できるとしている。専用帯域は「プレミアム帯域オプション」の契約者数に応じて追加され、ユーザー1人当たりで一定の帯域を確保できるようにするという。
 また、アップロードは「アゲ放題」と銘打ち、プランの通信容量を消費しないカウントフリーのサービスとして提供される。なお、ダウンロードの通信でプランの規定容量を使い切った場合は、アップロードの速度も制限される。
 「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」は、テザリングでの利用も対象となる。Xperia XZ Premium以外の端末にSIMを差し替えて利用する場合などは、通常の帯域での接続となり、「アゲ放題」も対象外となる。
料金
 「Xperia XZ Premium」は、月間2GB~10GBまでの容量別料金プランを選択可能。「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」を利用しない場合、1日の利用分のうち5時間分を通常速度で利用できる「時間プラン」と、午前1時~午前6時のみ利用できる「深夜割」も選択できる。
 オプションサービスとして、「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」(月額2000円)のほか、10分かけ放題(月額800円)、端末補償(月額500円)を用意。
 音声通話プランを選択すると、初年度に月1105円、2~3年目は月105円の割引が受けられる。オプションサービスのうち、「プレミアム帯域オプション」と10分かけ放題を選択すると、初年度に月1800円、2年目は月800円が割引される。

nuroモバイル「Xperia XZ Premium」月額料金例(割賦代金込み)

1年目

2年目

3年目

4年目以降

2GBプラン

2980円

3980円

3980円

1400円

2GBプラン+アゲ放題+10分かけ放題

3980円

5980円

6780円

4200円

2GBプラン+アゲ放題+10分かけ放題+端末補償

4480円

6480円

7280円

4700円
プレミアムな回線にプレミアムな端末を
ソニーネットワークコミュニケーションズ 執行役員SVP 渡辺潤氏
 28日にソニーネットワークコミュニケーションズは、「プレミアム回線開通式」と銘打ち、発表会を開催。同社の執行役員SVP 渡辺潤氏が登壇し、新サービスの狙いを紹介した。同氏は「より早く、安定した回線で快適に通信したい」というMVNOユーザーの声に答えて、「プレミアム帯域オプション」を用意したと紹介。新ターゲットがスマートフォンを多く使うユーザーということもあり、専用の端末には、「解像度の高い動画をたくさん撮れる、それを見られる端末をセットにするのがいい」(渡辺氏)として、フラッグシップモデルの「Xperia XZ Premium」を選定したという。
 同社のMVNOサービスのスマートフォンでXperiaがラインナップされるのは、2015年発売の「Xperia J1 Compact」以来、約2年半ぶりとなる。同社は2016年9月よりMVNOサービスのリニューアルを実施しており、端末やプランが他社並みに出揃ったことから、差別化の1つとしてXperiaの投入を決めたとしている。また、Xperia J1 Compactはコンパクトモデルだが、今回のXperia XZ Premiumは大画面モデルとなる。質疑応答では、Xperiaの他の端末のMVNO向けの展開についても問われたが、具体的な提供予定については明かされなかった。
 発表会ではタレントの若槻千夏、片岡鶴太郎とプロボクサーの井上尚弥が登場し、テープカットに臨んだ。
左から、片岡鶴太郎、若槻千夏、井上尚弥
渡辺氏とともにテープカット
ヨガのポーズでカメラの画質をチェック
ボクシングでスローモーションの性能を確かめた

関連リンク 🔗ニュースリリース
http://www.sonynetwork.co.jp/corporation/release/2017/pr20171128_0046.html 🔗「nuroモバイル×Xperia」特設サイト
http://mobile.nuro.jp/xperia/

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投稿者 Genmaiblog

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