ソニーは9月5日、ドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2019において、プレスカンファレンスを開催し、最新のソニー製品の動向に加え、フラッグシップレンジに加わる「Xperia 5」を発表した。
BRAVIAやαと共にXperiaを紹介
ソニー・ヨーロッパ Presidentの古海英之氏が登壇
9月5日に行なわれたプレスカンファレンスでは、ソニー・ヨーロッパのPresidentの古海英之氏が登壇し、プレゼンテーションを行なった。古海氏は以前、ソニーモバイルのEVP, Glocal Sales&Marketingなどを務め、海外でのXperiaシリーズの発表でもプレゼンテーションを担当してきた人物として知られる。
古海氏は直近、ソニーが市場に送り出してきたテレビ「BRAVIA AG9」や「BRAVIA ZG9」、スマートフォン「Xperia 1」、完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」、ミラーレス一眼レフカメラ「α7R IV」などのの各誌での高い評価を得ていることを挙げ、ソニーとしての好調ぶりをアピールした。
続いて、ソニー専務でエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業を担当する石塚茂樹氏が登壇し、ソニーの存在意義は「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことにあり、革新的なプロダクトを作り、クリエイターとユーザーに届けていくことだと、ソニーとしての姿勢を強調した。
ソニー専務、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業担当の石塚茂樹氏
着実にラインアップを拡大してきたミラーレス一眼レフカメラのαシリーズ
デジタルカメラでは「α9」や「α7 IV」といったハイエンドモデルを投入する一方、「α6600」や「α6100」といった手の届きやすい価格帯のモデルも発売し、より多くのクリエイターやユーザーにソニーのデジタルカメラを楽しんでもらえるとした。
さまざまなメディアで高い評価を受けるBRAVIAシリーズを紹介
国内外で高い人気の「α7R IV」も高評価
そして、スマートフォンでは21:9のシネマワイドディスプレイを搭載し、映画用カメラのノウハウを活かした「Xperia 1」を使い、実際にプロのクリエイターによるショートムービーの撮影が行なわれていることを紹介し、このXperia 1のコンセプトをより多くのクリエイターやユーザーも体験できるモデルとして、新たに「Xperia 5」が発表された。
映画の世界を手のひらサイズに導いたXperia 1
Xperia 1を使い、実際に映画の撮影が行なわれ、ショートムービーが制作されている
「Xperia 1」の体験をコンパクトなボディに凝縮した「Xperia 5」
Xperia 5については、すでに速報でもお伝えした通りだが、プレゼンテーションではXperia 1とほぼ同じ仕様を幅68mmのコンパクトなボディに凝縮することで、Xperia 1で提供されている体験を幅広いユーザーが楽しめるモデルであると説明された。
たとえば、Xperia 1にはデジタルカメラのαシリーズで培われた「瞳AF」が搭載されているが、Xperia 5に継承されており、同じように撮影ができる。
新たに発表された「Xperia 5」は「Xperia 1」で得られる体験をコンパクトボディに凝縮
会場のタッチ&トライコーナーでも注目度の高いXperia 5
ソフトウェアはさまざまな面で改良が進められており、ゲームをより快適に楽しむ「Game Enhancer」を強化し、人気ゲームの「ASPHALT9:Legends」や「FORTNITE」をPS4のゲームコントローラー「DUALSHOCK4」で楽しめることなどが紹介された。
この他にもネットバンド型ワイヤレスイヤホン「WI-1000XM2」、ハイレゾオーディオ対応のパワードスピーカー「SA-Z1」がプレゼンテーションを締めくくる形で紹介された。
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2019年9月5日